study 035「O. Gibbons ,The Italian Ground」
聞いていて耳が喜んでいる。
ろうそくの灯りで見ると作品の表情がガラッと変わり面白い。大きい作品でだとどれくらい見えるだろうか。ちょっとケーキやチョコレートのようにも見える。
size:100×90mm
price:¥5,000
雨の中、まずはhitotoで東口さん展示。久々のあかりちゃんと大岡さんにテンション上がる私。作家さんにもお会いできて、昔好きだった漫画の話などを。hitotoにいてると変な会話が生まれる気がする。不思議だ。
その後ヨルチャ「路地裏ショコラ党」にて小畑亮吾さんのヴァイオリン演奏。一曲いくらという設定で、即興もありとのことだったので、納品予定の布作品を見せて演奏して頂けた。最後の方、音が増えてくるところ。降ってくると思っていたら自分が上がっていた、(例えばスティルライフの)というような曲。
舩橋さんと久々にお会いする。大雨の中一緒にiTohenへ。佐藤さん展示。
シンプルな仕組み、だけどもこんなに嬉しいなんて。佐藤さん、会いたいなー。美しさ、とかカッコつけた感じではなくって、チャーミング、な作品だった。もちろん美しくかっこいいのだけども。
一旦帰宅。子供達を大雨の中自転車で迎えに行く。嵐の中みんな大はしゃぎで。
夜に再び舩橋さんと高野裕子さんと天満但馬屋で合流。ビール飲みながら制作の話。11月は即興濃度の濃いお二人と。その頃に自分はどうなれているだろうか。この一年、浮き沈みが激しいとは思う。けど、次の予定があって、そこに向けて元気になってやるしかない!という風か。東京に帰る舩橋さんに手を振る。自分が発表し始めて間もない頃に出会った先輩的存在。遂にという感もあり。
その後裕子ちゃんと少し。だけどもいっぱい喋る。人前で不完全な自分をさらすことについて。怖いけどその先を見たいから、私は崖に立ちに行く。その隣の崖にあなたがいてくれたら、という。えらいことをおっ始めてしまった。等々。
良い夜。
(2/20 記)
study 034「D.Scarlatti , Sonata K322」
好きな曲の名前、というかNoくらいは覚えたい、という訳で。
今少し足踏みしている気がしてる。同じところを。
size:100×148mm
price:¥5,000
いつでもちょっとしたことで引いた気持ちになってしまうが、そういう時はその場の流れに乗せてくれる人に会うのが一番なのだった。
ひやまさんとビル内での打ち合わせ予定が、朝がキラキラすぎたので喫茶店に変更に。カフェオレを飲み始めたところで、話の流れで弦楽器工房の山口さんのところへ。ところ狭しとチェロやバイオリン、コントラバスがひしめき合っている部屋。ひっきりなしの電話やチェロを持ったお客さん。和やかに会話しつつもてきぱきと事が進む。エヴァ?とか、なんか色んな知らない用語がでてきたり、急に音が鳴らされたり、映画を見ているような気分になった。工房の店主がずっとしゃべっている映画。
やってきた出張中のお客様と一緒にお好み焼き屋で昼定食をご馳走に。クラシック音楽の話ばかり。こういう環境は私には珍しく、とても楽しい。絵の話も少し。今年、夏の終わりは弦。
あー、弦だ!そのための制作実験がとても楽しみ。演奏と制作の試みは、自分の音楽生活の充実になっている。
(2/18記)
2015.11.1 Sun ライブペイント at GULIGULI 覚書
所要時間70分程度。
マルシェイベントのお客さんが行き来する中で。本来ならイヤホンせずにそのままで臨めたら良いのだろうか?今回は音楽をお守りにして助けてもらいつつ。
全体を見ながら描ける時、なにか勝手に筆を置いているような頭は休んでいて体だけが描いている時、その両方を行ったり来たりしていた。観察して描くのか、委ねるのか。その選択の連続だったような。観察して描いている時は、確かに面白いっぽいビジュアルではある。でもそこでは終われない。しかししかし、体に任せて筆を置くと単調な形になってしまうようにも思う。回数を重ねると、その幅が広がっていくだろうか。きっと私は、委ねたい。上手くなりたいわけでなく。もっと場数を。馬力を。
迷っても迷わない。臆せず。
どうしようもなく求めている。
機会を得たい。
(2015.11.2 記)
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委ねるではなく、
静かな決断の連続を行う中で、その場の空気を記していく。
そこから漏れでてくる表現、とその獲得を。
率直な唯一の曲と対話に感謝。目的が少し見え始める。
(2015.11.5 追記)