PAGE TOP

 

draw-021 「Clara Haskil」

急に、ずっと聴いている。どの曲も。
誰かが、逃れられない孤独とそこに直面した時のある種の優しさ、というようなことを書いていた。
シューベルトのピアノソナタ、優しさと厳しさと。第一楽章が泣きそうになる。

draw021

若い時のポートレイトより。
晩年の少しだけ微笑んでいる写真もとても素敵。
持っているCDBOXのジャケットは演奏中の射抜かんばかりの険しい表情のもので、
息子は勘違いして「ベートーベン、作曲、2番、かけます」と、ラジオの紹介風に言う。
ベートーベン、どこで見たんだ、という疑問も。

※not for sale

draw-019「山景」


draw020

いつも鉄壁の正しさで私を不安の広場に放り出す。
冷静な意見に太刀打ちできず、立ち尽くす。この十年ずっとかもしれない。言い返したいけど、できなくて。守るためにそこで止めていた事もたくさんあった。今回は止める事はできないし、ここを超えていく。

良いだけでは、と言うが自分はどうなのか。

liveで何をしたいのか。見せたいのか。

退屈。

結末が見えてしまう。そしてその通りである。

 
見る人の為に、だけでは何もできない。実際、自分の中から湧いてもこない。それが一番苦しい。でもこのままではどうにも。まだ恐れている。身体を動かし実験。実験とは。せっかくの機会、その上で場に立つ。
10年前も辛かった。でも獲得するために戦えて、ちゃんと楽しくなった。
またこんな感じになることがあるなんて思ってもみなかったな。

できないうちは痛む。大丈夫、できる。
目的があるから大丈夫。今、苦しい。
(12・23記 備忘の為に)

size:182×257
price:¥2,000

draw-018 「夜の残りを」draw019

時々早朝に外に描きに。元々は、夜を描きたい、子供達が起きる前に。というところから。やってみて、なんで今まで外で描かなかったんだろうか、というくらいにハマる。
もちろん家での制作も大事。しっかり据えて「良い」を積み重ねる。
外で描くときは、ほとんど何も考えないでリラックスした状態で描ける。すぐそこにヒントがあり、息を吸い込みスゥと吐くように筆を置いていける。素直に楽しい、ということ。

冬の朝の公園。真っ暗だし、気をつけようと思ってでかけたなら、グラウンドの周りを無言で歩く人々がたくさん。巡礼みたいにグルグルと歩き回っている。6時半、ラジオ体操の馴染みある音楽と共に皆が立ち止まる。異様なのは私の方で。

(2015/12/21記)

size:180×150
price:¥2,000

draw-018 「放つ枝」

draw018

賽は投げられた。
一番伝えたかったことが何だったかを教えられる。
残りは行動できっと良い。

その時まで、できるだけ大きく、吸い込む。
(12/15記)

size:180×150
price:¥2,000

 

draw-016, draw-017「冬へ」
live drawing  /内田輝 @ARABON

 
draw016
draw017山を登ること一時間。さらに車でお迎え頂いて、辿り着いた演奏会にて。
たったひとりの客になる。
座卓でお茶を丁寧に頂き、感度を上げていく。
「描いてもいいですよ」とのことで、ドローイングを。
クラヴィコードの音色はもちろんだけど、遠く近くと伸びていくサックスが何より印象に残る。外で聞いてみたい、と思う。
ひとりで山を歩いたこと、ほのかな灯り、全部が合わさって貴重な体験に。

とても良い場所、山登りありきでなら通えるかな。折々に訪れたい。
(2015.12.10)

size:150×180
price:¥2,000 ※各

draw-015「layer」

draw015

米須夫妻の展覧会、木太聡氏の朝の演奏会へ。
テーブルと植物と朝の光と風景と音楽と。全部が美しさを作ってた。完成度が高くて一人張り詰める。遠くの大きな緑の木がおおらかに揺らいでいて救われる。優しさと孤独感。音楽が整った空間に映える。

よく歩き少しスケッチを。演奏会のおかげか目が良くなっている。

展示を見る。好きに動ける数少ない機会。友人とも。
中川さんの絵の流れと黒が印象に残ってなんとなく早足になる。

夜、説明し難いことをうまく言えないままになんとか伝えようと、それはもう正直に話した。
どれほど伝わったろうか
何を受け取ったろうか
あの問いをもう一度

うまく言ったりしちゃいけない
昔ある人が言っていた。言葉だけにじゃなかったな、と思い出す。

結局のところ、話したことのほとんどは忘れてしまい、ふいにどこかで現れるのを期待する。そういうので、良い。
(12.9記)

 

size:182×257
price:¥2,000